Remote JDBC-JDBC Bridge ver.1.0

JDBC-ODBC ブリッジをアプレットから利用可能にする


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概要

JDBC ドライバには4種類のタイプがあります。

Remote JDBC-JDBC Bridge は、タイプ3に分類される JDBC ドライバで、アプリケーションやアプレットが使用する Remote JDBC-JDBC Driver (以後 RJJ-Driver と表記) と、ドライバからの要求を中継し、実際に DBMS へのアクセスを行う Remote JDBC-JDBC Server (以後 RJJ-Server と表記) により構成されます。

ユーザプログラムから直接使用される RJJ-Driver にはネイティブコードが含まれていないため、ブラウザによって HTTP サーバからアプレットと共にロードすることが可能です。また RJJ-Drive からの要求を中継する RJJ-Server は、サーバ上にロードされた他の JDBC ドライバを使ってデータベースへのアクセスを行います。sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver のようなネイティブコードを含んだ JDBC ドライバも、Remote JDBC-JDBC Bridge を通してアプレットから利用することが可能です。

 

注意事項

1. 現在のバージョンでは、RJJ-Driver と RJJ-Server の実装に RMI が用いられているため、RMI がサポートされないプラットフォームでは利用できません。また、信頼性や性能も RMI に依存します。

2. 現在のバージョンでは、RJJ-Driver でのデータキャッシングを全く行っていないため、RJJ-Server へのアクセス回数が多くなり、処理に時間がかかります。大量のデータ処理には向きません。

3. 作者は JDK 1.1.7B と Java 2 SDK v 1.2 を使っての動作テストしか行っておりません。テストはそれらに付属する JDBC-ODBC ブリッジを用い、アプレットの実行環境として Appletviewer を、アプリケーションの実行環境として JRE を使って、Windows NT 4.0 と Windows 95 上で行いました。また、Hotjava 1.1.5 と Internet Explorer 4.0 + Java Plug-in 1.2 での動作も確認しています。

4. InputStream によるデータの書き込みは、書き込む全データを一旦メモリ中に置きます。

5. プログラムの予想外な動作により、被害の発生する可能性がある場合は、使用しないでください。

 

実行環境

RMI が利用できる Java 1.1、または Java 2 プラットフォーム。RJJ-Server の実行には、目的の DBMS にアクセスできる JDBC ドライバが必要 (JDK 1.1.X や Java 2 SDK に含まれる JDBC-ODBC ブリッジでも可)。

* Java 2 で利用する場合も、提供される機能は JDBC 1.1 相当となります。

 

著作権等

Remote JDBC-JDBC Bridge の使用、転載、配布に関する制限はありません。作者への連絡も不要です。

Remote JDBC-JDBC Bridge は「岩月光政」の著作物です。但しこのプログラムの使用により生じたいかなる損害に対しても、作者は保証する義務を負いません。